私が小学校低学年くらいでしょうか、今からおよそ30年前の話です。一世を風靡した謎の生物ウーパールーパー。小学生ながらにそのネーミングに心躍らせて、何だか絵描き歌みたいなのもあって、実家の貯金箱にウーパールーパーの絵を描きまくっていた思い出があります。
しかし、幼心に胸躍らせることはあっても、その姿はブラウン管の中でしか見たことがありませんでした。その実在を僕は認める事が出来ず「つちのこ」のようないわゆるUMAだといつの日か自分に言い聞かせて大人の階段を昇っていきました。
しかし、30年を過ぎようかとしたある日、目に飛び込んできたのです。まさか、幻の生物だと思っていた彼が。まさか、絵描き歌のように漫画の世界でしか生きられないと思っていた彼が。
パナケイアの3階の水槽に泳いでいました・・・。
かわいい・・・のか?
山椒魚ですよね。
ついこないだまでうちの親飼ってました。
誰かから貰ったって言ってました。
めだかの餌で育ててました。
大きくなって気持ち悪くなって多分捨て
たんじゃないかな。
今はいません。